茶掛け買取りました

茶掛け買取りました。この度は春日市からのご連絡で骨董品の出張買取に出かけました。お茶の御趣味があったようで茶碗や茶入れ、掛軸などの査定を致しました。その中でとても上品な茶掛けを見つけて査定買取をさせて頂きました。
茶掛けの事を少しお話いたします。古来から茶の湯の世界では掛物が第一の道具とされてきましたが、特に禅僧の書である墨蹟がその王座を占めてきました。それは茶の湯の背景に禅の教えが存在し、墨蹟という掛物を通して主客がともに一座建立の茶の精神性を深めることを意図したからだといわれております。茶室に掛け軸を掛ける理由は、神聖な空間に格式の高いものを飾るべきとの考えからと言われています。しかし、それだけではなく、同時に茶道の心・禅の心を理解するための拠り所にするという意味もあります。茶席の主人が「どのようにお客様をもてなしたいか」を掛け軸に書かれている言葉を使って表現するため、掛け軸の言葉というのは茶席ではとても重要なのです。禅の心が書かれている掛け軸の言葉の本質を読み解き、楽しむことも、茶道の楽しみのひとつであると言えるようですね。
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裏千家十三世円能斎の長男で幼名は政之輔、号に碩叟とあります。30才で家元を継承し淡交会を結成、ついで国際茶道文化協会を設立し茶道の海外普及につとめられました。後に紫綬褒章受章し昭和39年(1964)歿、享年71才でした。この軸は昭和初期~中期頃の作品だと思われます。今回買取したこの軸は古美術品の部類にも入り状態もすこぶる良い掛軸でしたので高価買取をさせて頂きました。ありがとうございました。

■骨董品買取の福岡玄燈舎では茶掛けや掛軸を買取致します。
受付年中無休 050-3569-2100

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